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写メ日記

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実樹の投稿

第45回『実樹の禁断賞状💮』

07/24 09:57 更新

第45回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年7月24日。

 

暑い暑い☀️

寝汗すごい💦

この前、起きたら、

背中のパジャマに、

汗染みで世界地図の大陸ができてました🗺️

北海道チーズ蒸しケーキみたいだった🧀

 

あれ、美味しいよねぇ🤤

 

でも布団まで貫通するの、大変だ😵‍💫

だったら、いっそのこと“裸”で寝る。

僕が部屋で衣類を捨てたキッカケです😌

 

一人暮らしの夏って、

なんだか“全裸率”が高くなりませんか?

 

ーーー

 

表彰状「素っ裸でベランダに出て、向かいのアパートの人間と目が合ってしまった人へ」

 

誰にも見られない自由。

汗ばむ肌に服を貼りつけることへの抵抗感があった私は、裸。

 

エアコン代を節約できるし、

窓を開けて風を浴びれば、

皮膚が冷房になる。

自然と生きる日々。

 

私はそういう夏を生きている。

 

夕方、仕事も終わって、

駅で買った鶴瓶の麦茶を片手にソファで胡坐。

鶴瓶がぬるい。

床には、いつぞやのせんべいの欠片。

裸足で踏めば凶器。

でも絶対にルームソックスなど履かない。

 

風呂もまだ。

着替えもまだ。

 

でも、

“いまのこの状態こそが最適解”っていう瞬間がある。

 

素っ裸。

もうこれが夏の最適解。

間違いない。

これが私の生きる道。

裸でソファに横になり、

ネトフリで最新アニメを見る。

近頃の私、いい感じ。

 

そんなときに、無慈悲にも雨が降ってきたのです。

雷鳴とともに。

突然の、ゲリラ豪雨。

 

ベランダには洗濯物。

朝に張り切って干した自分が裏目に出た。

 

「まぁ…大丈夫でしょ、ちょっとくらい…」

 

ほんの5秒前まで、そう思ってました。

 

でも音が違った。

尋常じゃないバチバチ音。

明らかにこの世が、天の怒りにビンタされる音。

愚かな人類にはお似合いである。

 

ちくしょうがぁ…。

意を決して、立つ。

あの子たちを取り込まなければいけない。

出ないと、また回さなければならないからだ。

 

気づいたときには、

私はもうベランダの前に立っていた。

 

扉に手をかけながら、

一瞬だけ悩む。

 

——下着だけでも履くべきか?

——いや、時間がない。

——服を着たら、タオルを巻いたら、

その間に大事なシャツが風で落ちた。

 

私は出た。

この地球に生まれた、ありのままの姿で。

 

バッと開いた網戸、

びしゃっとくる雨粒、

びろびろとはためくキャミソールたち。

 

夢中で洗濯物を掴み、

物干し竿からワンピースをひっぺがし、

靴下を掴み、

バスタオルが風に飛ばされそうになるのを死守。

 

そのときでした。

 

ふと、感じたんです。

「視線」を。

 

顔を上げると、目が合った。

 

向かいのマンションの、ちょうど5階あたりのベランダ。

人が………いたんです。

 

2人の男が、こちらを見ていた。

裸の私と目が合った。

 

一人は小太りの中年男性。

手に、あんパン。

もう一人は、若いスーツの男性。

手に、牛乳。

 

あの状況、あの2人組、

張り込み中の刑事だ。

 

え…めっちゃ気になるじゃん。

同じアパートに星がいるんか?

 

雷鳴に驚いてキュッとなった私の乳輪が星型に見える。

 

牛乳の男が、あんぱんの男に耳打ちした。

あんぱんの男が、こくりと頷いた。

 

その瞬間、

2人とも服を脱ぎ出した。

刑事たちが全裸になった。

 

(これでお互い平等だ)

と言わんばかりに、こちらを見てこくりと頷く。

そして、双眼鏡を構えた。

 

こっちを見るな!

 

さすがに良心というか正義感が働いたのか、

私からは視線を逸らして、

双眼鏡でウチのアパートの2階を覗いている。

 

2階に犯人が…?

私は裸のまま身を乗り出して、彼らが覗く双眼鏡の先を確認した。

 

全裸のお姉さんが洗濯物を取り込んでいた。

 

こっちを見ろ!

わたしを見ろ!

 

なんだかちょっとだけ、

恋の始まりにも似ていた。

 

……なんてわけあるか!

 

全裸で目が合った相手と、

何が始まるってんだ。

 

この夏、わたしは星になる…

そう決めたあなたに、この賞を贈ります。

 

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

僕の星は君だからね、

しっかり張り込みして、

捕まえようと思う⭐️

 

そしてこの世界に、

「濡れていい洗濯物」なんて、

一つもない。

生み出さないようにしましょう。

絶対に。

 

安っぽくなるから、

なんでも濡らしちゃダメだよ☺️

 

【X】

@miki_mantendo

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第44回『実樹の禁断賞状💮』

07/22 21:16 更新

第44回『実樹の禁断賞状💮』

2025年7月22日。

 

連日の熱帯夜で気分が昂りますね。

別次元で受け止める準備はできてます😌

君の頭をクラクラさせるのは何も暑さだけじゃない💪

僕だって負けないです☀️

 

それにしても女風セラピストの方が、

この世に増えてます👥👥👥

 

こんな僕にも「デビューしたばかりなんですけど」とか「働いてみようかなと思ってるんですが」とか、

相談してくれる方がいて本当にありがたいです🙏

 

デビューしたばかりの方には、

「あぁ…」と悔やんだ後に、

持ち得る知識をしっかり共有し、

働いてみようかなの方には、

「やめておきましよう」と促しています☺️

 

神様これでいいのでしょうか?⛩️

 

女風セラピストが増えたぶん、

呼んでみたら、

元クラスメイトだった!

なんてことがあるかも知れませんよね?

 

今日はそんな[女風で指名したセラピストが学生時代の同級生だった場合の"how to"]をセラピスト目線で考えてみました☝️

 

______

 

【STEP1:まずは全力で平静を装う】

 

元クラスメイトとは言え、

学生時代以来の再会で、

ラブホテルという非日常空間。

 

すぐに気づけるようなことは無いと思います。

お互いに。

 

気づいた瞬間の動揺は計り知れませんが、

先にヤツにバレる訳にはいかない。

例え、肛門がキュウッと鳴っていたとしても、

平静を装いましょう。

 

向こうの「はじめまして」を無視すれば違和感。

逆に勘づかれます。

 

あのちゃんのモノマネで乗り切ってください。

あのちゃんの声色を真似たまま、膝を見つめ、落ち着きを取り戻す。

長い闘いの始まりです。

 

【STEP2:カマかけの極意!プロの芝居には乗るしかない】

 

「〇〇高校って知ってます?てか、〇〇君だよね?」

なんて言いたくなるでしょうが、我慢してください。

下手なカマかけは(あなたはバレて、ヤツは別人のまま)という、

最悪の事態を招きます。

 

まずは注意深くヤツを観察する。

ギリギリの心理戦が始まってます。

「備考欄にあるけど、拘束されるのが好きなんだね~」

性癖はヤツにバレている。

これはもう“エロい人狼ゲーム”です。

 

ヤツは気づいているのか、もしくは気づいていないのか、それとも瓜二つの別人なのか。

あらゆる可能性を探ってください。

 

「私が気になっていた同級生に似てるんだよね」

これは本人だとしても、別人だとしても、気分を乗せる一言。試す価値がある。

自分の名前を当時の同級生のゴリゴリのヤンキーと同じ苗字で伝えるのもアリ。

これで動揺したら、ヤツはクラスメイト確定。

どんな手段も取れるように、とりあえず「2年前の交通事故以来、記憶が無くて…」と記憶喪失の設定にはしておきましょう。

 

【STEP3:プレイになっちゃった時は】

 

同級生であることを疑いながらも、

なんやかんやプレイに入っちゃうことがあるかもしれません。

というか、その可能性は決して低くない。

何故なら、君はムラムラして女風を呼んでいるのだから。

 

最初はぎこちないのに、

だんだん手つきがエロくなってくるあたりに、

妙な生々しさを覚えたら、

ヤツ確定です。

 

(もしもあの、体育倉庫であの時こうなっていたら…)

 

そのような妄想に駆られて、

身をゆだねましょう。

 

これは元同級生の女風セラピストのことが「元々ちょっと気になっていた場合」です。

 

ナルシストが過ぎて、

まだ関係性もできていない段階で女子にキモイ発言を繰り返し、

白目を剝かれていたような男子だった場合は、

クンニ手前で、頭を振り払い、

「なんで気づかないの!何やってんの!」

と土下座で説教してください。

 

【STEP4:絶頂時に名前を叫ばないよう注意】

 

別人のまま、プレイしている場合。

興奮がピークになって、

脳みその奥から「〇〇〜〜!!」って叫びそうになるかもしれない。

 

これは正解でも、違っても、

イキながらの実名告白は“地獄の同窓会”が完成する可能性があります。

 

絶頂は“無言”で迎えましょう。

「んっ」とか「ぐっ」とか、耐えて。

侍になって。

 

【STEP5:ピローはエモを殺せ】

 

終わって、整えて、

「ありがとうございました」って笑うあなた。

一瞬、文化祭の焼きそばの匂いが香るかもしれません。

 

全くの別人に元同級生を感じていたとしても、

いっそのこと白状して笑い合うようにひと時を過ごしたとしても、

出逢いなおしたように他人のフリで夜を重ねていたとしても、

 

「またお願いします」ってだけ言って、

そっと扉を閉めましょう。

 

そして、すぐに高校時代の親友に連絡するべし。

 

______

 

同級生だったのか、そうじゃなかったのか。

どっちにしろ、あなたは滞在時間中、

ずっと「あのちゃん」のモノマネで乗り切っているので、

頭のおかしな人間だと思われています。

 

世の中、何が起こるか分かりません。

星の巡りあわせは、僕ら人間に操作することはできない。

 

いざという時は僕のこのHOWTOを思い出してみてください🥰

 

【X】

@miki_mantendo

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第43回『実樹の禁断賞状💮』

07/19 23:51 更新

第43回『実樹の禁断賞状💮』

2025年7月19日。

 

夏休み突入でしょうか🌻☀️

圧倒的サマーヌード💪🦵

 

僕ら今から

はしゃぎすぎてる

夏の子供に

なりませんか?👧👦

 

子供が片方なくすものランキング、

堂々の第1位と言えば、

『サンダル』です🐾

 

“新しいサンダル”って、

歩くだけで自動的に、

自傷行為を招いてる場合もあるので、

ご注意を。

 

ーーー

 

表彰状「靴擦れを招く新しいサンダル、意識が高すぎるかき氷、真夏の洗礼を浴びながら、友のために走ったメロスへ」

 

マンションの扉を出たその瞬間、

熱気が顔を撫で、

(お出かけするぞ🔥)

という意気込みと、

ファンデーションを溶かした。

 

いつもよりもアスファルトが地獄だ。

灼熱の地面が、私の足裏の皮膚を炙る。

 

…しまった。

 

今、履いているのは、

昨日ZOZOから届いた、

新しいサンダル。

 

韓国系のブランドで最近、流行ってるらしい。

らしい。

周りで履いてる子は見たことない。

 

どうしてこんな日に、

このサンダルを選んでしまったのか。

 

ミキコに、

「1人じゃ入りづらいから、付き合って🥺」

そう言われたのは5日前。

 

インスタで見つけたらしい、

人気のかき氷屋さん。

 

ホームページを覗くと「宮廷料理」くらいの仰々しさでかき氷が載せてあった。

 

キャッチコピーの「賞味期限10分」

そりゃそうだろう。

溶けるからである。

 

しかし、ミキコが行きたいと言う。

どうしてもインスタのストーリーに載せたいと。

だが1人じゃ行けないと。

 

古民家をリノベーションした外装は確かに、1人で入るには勇気がいりそうだった。

 

この子は1人でそんな空間に入っていけない。

なら私が…と、

私は今日、メロスのごとく立ち上がったのだ。

 

意識高すぎるかき氷屋の立地は、

最寄駅から徒歩17分。

なぜか、タクシーを使うという発想は浮かばなかった。

ZOZOで買った履きなれぬ新しいサンダルの靴擦れに気を取られていたからだ。

 

暑い。

汗が、脇から、背中から、耳の裏から、噴き出している。

なのに、周りを歩く人々はなぜかサラサラして見える。

あれ? この人たち、本当に汗腺あるの?

 

最初の角を曲がったあたりで「いたっ」と声が出る。

ちょうどいいサイズのマメが、足の甲にぷっくり育っていた。

その時、タクシーが目の前を通り過ぎたが、ここまで耐えて、

今さらタクシーを利用することに敗北感が生まれ、

開きかけたGOアプリをそっと閉じた。

 

そういえば、昨日の夜に「なんか荷物重いな〜」って理由で、

カバンの中の絆創膏のポーチを捨てたんだった。

今日ほど、“絆創膏という概念”を欲する日はない。

 

たぶん、いま私の歩き方、

赤ちゃんの初めての一歩みたいになってる。

または、女風関連のエロ動画でセラピに電マで責め立てられてる子のようだ。

イマジネーションの幅の広さ。

私の売りである。

 

通りかかったお家の窓にひまわりが沢山咲いていて、綺麗だった。

いや、よく見たらピカチュウのぬいぐるみが窓の外に向かって大量に並べられているだけだった。

キチガイの家だ。

私も、かなりきている。

 

やっと、店の前に着いた。

涼しい顔つきの女子たちが列をなしている。

 

ミキコはまだ到着していない。

 

列の後ろに並ぶと、

ベレー帽を被った店員のお姉さんに、

「すいません、あっちも並んでるんです」

と離れた場所を指さされた。

これはかなりの行列だ。

 

かき氷、1600円。

ハッキリ言ってめちゃめちゃ高いと思う。

 

でも、私はミキコのためにと、

新しいサンダルで足を痛めながら、

この場所を目指した。

 

走れメロスの如く、献身的に。

正直「かき氷に1600円出すの、たけぇなぁ」と思いながら、

それでも走った。

 

途中で投げ出すチャンスはいくらでもあった。

クーラーの効いた部屋の中で、

家族サイズのピノを食べながら、

Netflixを観ていた方が、

私にとっては幸せである。

 

でも、私はミキコのためにと、

ここまで来た。

 

ミキコが、私とならどんな意識の高いかき氷屋さんにでも入れると、

信じてくれたからだ。

 

「遅れてごめ〜ん」

 

ミキコがやってきた。

 

「うわ、めっちゃ人並んでるねぇ」

 

そう言うと、ミキコは使い古されたエコバッグから、

ガリガリくんの袋を取り出した。

 

「これ食べたら…もう満足かもw え、猫カフェとか行かな〜い?」

 

私は激怒した。

 

報われなかった、真夏のメロスにこの賞を贈ります。

 

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

絆創膏、常備しておくのでいつでも言ってください☺️

 

報われない日はもちろんあるけど、

それでも新しい服を着て、

街に繰り出そうね🌃🌇✨

 

【X】

@miki_mantendo

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第42回『実樹の禁断賞状💮』

07/17 21:57 更新

第42回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年7月17日。

東京。

連日の曇天は明ける気配を見せ、真夏の暑い陽射しが「次は俺の番だ☀️」と言わんばかりに待ち構えていると思います。

 

もうすぐ夏祭りシーズンですね!

縁日、花火、喧嘩、スリ!

良い夏の風物詩が見れるといいですね☺️

 

ところで、皆さん。

 

なんと、この世には2種類の"夏男"がいます。

 

“純粋に夏祭りを楽しめる夏男”と、“夏祭りにいながらずっとエロいことを考えている夏男”に分かれているんです。

 

子供の笑い声が飛び交っているようなお祭り会場で、ずっとエロいことを考えている夏男がいたら、嫌でしょう?

そんな夏男とは、グッバイバイしましょう。

 

同性から見ても、どうしようもない人間です。

グッバイバイしましょう、キスしないまま。

 

でも、君が熱帯夜の火照りにクラクラと惑わされて、残念夏男を見抜けない可能性がある。

 

たとえば君が、男性と夏祭りデートをするとして、その人が「どんな屋台で何を食べるのか」によって、『下心があるかどうか=残念夏男』かどうか、分かるんだよね。

 

ここだけの話。

せっかく僕に気づいてくれた君なので、残念夏男の選ぶ屋台グルメを伝授しよう。

政治と一緒。

もののけ姫のアシタカのように、曇りなきまなこで、しっかり見分けるんだよ。

 

 

まずは『チョコバナナ』

もうこんなの完全にアウトだよね? わかるよね?

見たまんま。

彼は君がチョコバナナを頬張る瞬間を見ることしか考えてないし、屋台のおじさんも彼に手渡した瞬間にウインクしてる可能性がある。

さらに言えば、“バナナをチョコで包む”という構図で、自分が包茎であることを暗示している。

最悪だろ?

夏祭りでチョコバナナを食べる男は絶対にダメ。

君のために言ってる。

そんな男は女性に捨てられて、慰めてくれたおじさんのチョコバナナでも食べてればいいんだよ。

 

 

意外なところで『焼きそば』

これもダメ。

焼きそばといえば青のりが連想されると思うんだけど、女の子に「歯に青のりついてるよ」って指摘して、「やだ♡」って言いながら、爪楊枝でシーシー取る一連の流れってさ…これ、羞恥プレイでしょ。

変態のやることだよ。

「取れた?」って聞いて、本当は取れてても「取れてない」って言われて、でも本当は取れてて。

先っぽの曲がった爪楊枝が使い物にならないからって諦めて、ベロでいく様を見せたら、相手の思うツボ。

見てみ? ヤツはカツオ節みたいに立たせてっから。

そんなの赦さないよ。

僕は赦さないよ。

熱した焼きそばの入ったパックの底に「あち、あち」と苦戦してるうちに、走って逃げてくれ。

 

 

そして『りんご飴』

これも…まずりんごがね、そもそも禁断の果実的にエロいからね。

「はい」っとヤツがりんご飴を渡してきた場合には、狙いがいくつもある。

まずは飴の部分を舐める様を見たいからだよね。

わかるよね?

ソフトクリームを渡す狙いと原理的には同じなんだけど、りんご飴はタチが悪いよ。

終わりがないからね?

溶けねぇから。

延々、ベロベロする君を見て、ヤツはニヤニヤしてるはず。

そして、君の歯肉が弱ってる場合は林檎の果肉に血がつくでしょ?

その血だよ!

これ、人によってはかなりフェチズムに刺さるんだよね。

単純に血に興奮するってのと、君の歯肉の管理がずさんである、ズボラであるっていう性質に興奮するよね。

散らかった部屋で致したら逆に興奮するみたいな、そういうのが好きな人がいるんだけど、そうなっちゃってるんだよね。

場合によってはその硬さゆえに、凶器になるから、渡された瞬間にりんご飴をハンマーのようにして、こめかみを狙ってください。

 

 

『たこ焼き』は金玉みたいだから、ダメ。

『イカ焼き』は君の口から出る「イカ臭い」を期待してるから、ダメ。

『かき氷』はブルーハワイで青く着色した舌を君が見せてくれる時にアヘ顔みたいになるのを期待して100%勃起してるから、アウト。

『きゅうりの一本漬け』は形がエッチな玩具みたいだから、テンガ。

『ベビーカステラ』を買う男はマザコンだから、論外。

『じゃがバター』は看板の「トッピング無料」の文字が「ペッティング有料」みたいに見えてきちゃうから、卑猥。

 

 

じゃあ、何を選ぶ男が祭囃子の風情を嗜める、良い男なのか?

 

『焼きとうもろこし』です。

まず黄色がエロからいちばん程遠い色だし、何より美味しい。

一見、卑猥な形に見えるけど、もろこしが歯に詰まって、それどころじゃないし、何より美味しい。

田舎のおじいちゃんとかおばあちゃんのこと思い出すし、それで興奮してるような人間がいたら異常性欲者だよね。

 

確かに君が焼きとうもろこしを食べて、その食べ方や食べ残しが汚くて「うわっきったねー!」って、ちょっと言いたいけどね。

(うわ…)(うわ♡)とか、ちょっと思う可能性はあるけどね!

 

ちょっとだけだよ🤏

 

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@miki_mantendo

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第41回『実樹の禁断賞状💮』

07/15 22:41 更新

第41回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年7月15日。

 

東京、大雨、強風。

雨ニモマケズ風ニモマケズな皆さま……

偉かったです!!!

 

事前告知された台風の脅威、そうでもないってあるあるとして成立してません?

逆に突然到来した台風の風、マジで強くて何もかも薙ぎ倒す感じする。

訳アリの親戚と一緒ですね。

すんごいトラブル持ってきたりするんだから。

 

それはそうと。

僕は台風にちなんだ物語——

『あらしのよるに』

って絵本が大好きでした🐺🐐

 

ーーー

 

表彰状「童話「あらしのよるに」の話になって「私だったらヤギ食べちゃってた」と発言し、すべてを失ってしまった人へ」

 

童話『あらしのよるに』__

暗い嵐の晩、ある小屋に、ヤギの「メイ」と、オオカミの「ガブ」が偶然逃げ込み、

暗闇のなかでお互いの正体を知らぬまま心を通わせる、禁断の友情ストーリー。

 

「ガブ」は草食のヤギを食べる側の捕食者。

「メイ」は食べられる側の命。

けれど、お互いに名前を呼び合うことで、“もう食べない・食べられない関係”を選び、種族の壁を超えて手を取り合おうとする。

 

そんな美しいお話です。

涙なしには語れぬ珠玉の名作。

 

それなのに——君は言ってしまった。

 

職場の昼休み。

唐突に始まった、子どもの頃に好きだった絵本の話。

 

後輩がうっとりと

「わたし『あらしのよるに』が好きで…!」と語り始めた。

 

そのチョイスに(かわいいな)って吹き出しを浮かべる男性陣。

それを見て、君はイラッとしたのかも知れませんね。

 

後輩の「『あらしのよるに』が好きで…」を受けての君の感想。

 

「私だったらヤギ食べちゃってた」

 

その瞬間、空気が凍った。

オフィスの空気清浄機が全力運転を始めた。

観葉植物のパキラが悲しげに葉を落とした。

窓の外に屋上から落下する部長が見えた。

 

「えっ……?」

「いや、でも友情の話じゃ……」

「それ、言います?普通……?」

 

ザワ……ザワ……ザワ……

ギャンブルしてるわけでもないのに カイジ の音が流れる。

 

無言のまま、昼休みは終わった。

 

数時間後、君は上司に呼び出された。

 

「お昼休みの『あらしのよるに』の話を聞いたよ。

この発言が本当なら……一種の反倫理的発言として、社内的に扱わなければいけない。今日はもう帰って」

 

強制退社を余儀なくされた君が会社を出る間際、

普段はにこやかに「お疲れ様でした」と労ってくれる警備員さんの舌打ちが聞こえた。

 

項垂れて歩く。

そんなにダメな一言だったのか……?

会社の忘年会がジンギスカンだったこともあるじゃないか……

 

帰り道に生まれたモヤモヤを、行きつけの中華屋で冷やし中華を頬張りながら彼氏に話した。

 

「ジンギスカンは羊でしょうが!」

 

*『北の国から』*の「まだ子供が食べてる途中でしょうが!」のテンションで叫ばれた。

「なんでそういうこと言うの?」と眉をひそめられ、

餃子を2枚、投げられた。

最愛の彼氏に餃子を投げられながらも「1枚、2枚」と数える私は偉いと思う。

 

翌朝、親からLINEが来ていた。

「会社からもトオル君からも連絡が届きました。あなたが“ヤギ食べたい”と言った。そんな子に育てた覚えはありません」

 

実家のLINEグループから削除されていた。

 

ネイリストのお姉さんにもLINEしたが、既読がつかないまま3日。

ようやく返信が来たと思ったら、

「無理かも」の一言。

 

気分転換に美容室に行ったら…担当してくれてた美容師のお姉さんが辞めていた。

理由を訊くと、

 

「お客様のせいです。噂で聞いていました……お客様の“ヤギ食べちゃってた”という言葉に、心が耐えられなかったらしくて…」

 

キャンセル不可だった美容室代8,800円が虚しく引き落とされた。

それはおかしいとクレカ会社に電話したが「倫理的に支払停止はできません」と告げられた。

 

道すがら、トイプードルにおしっこをかけられた。

飼い主のマダムに、

 

「ごめんなさい!…あ、なるほど。ヤギを家畜としか思わない方には、お似合いの所業ですわね」と言われた。

 

気づけば、職場では**「ヤギ喰いさん」**と呼ばれていた。

人事評価のファイルに「情緒が不安定かつ倫理観に欠ける」と書かれていた。

 

「私だったらヤギ食べちゃってた」

 

その一言で、全てを失った。

 

むしゃくしゃして予約してみた初めての女風。

まるでバチが当たったかのように台風がきた。

 

どしゃ降りの雨の中、ラブホ難民に陥ってしまい、

「あれ〜?どっちだっけ?」とスマホ片手に右往左往する、セラピスト。

「なんだよ…マジで最悪なんだけど」とボソッと呟く、セラピスト。

「え?てか、よく利用してるっすか?」

「逆にラブホに詳しかったりして〜?」

「ねーw 前髪死んでっからw」

 

君の心に、静かに嵐が吹き荒れている。

 

僕は、君の毒気の効いた愛嬌を愛し、

深い敬意を込めて、この賞を贈ります。

 

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

『あらしのよるに』って。

 

「お前を食べたい」と思う自分と、

「でもお前を失いたくない」と思う自分が戦っているという点では、

“性愛”そのものですよね。わかりみ。

 

普通に生活してて

(あ、この一言でさっきのあの人の発言を喰うことになるなぁ)

とか思っても

(いいや!食べちゃえ!)って気持ちで、ムシャムシャ思い切ることもありますよね?

 

ただお人好しなだけでは、

僕らは生きてはいけませんからね☺️

 

【X】

@miki_mantendo

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第40回『実樹の禁断賞状💮』

07/09 23:33 更新

第40回『実樹の禁断賞状💮』

2025年7月9日。

 

昨今の政治情勢がモロに影響して、熱く語っています。

 

ーーー

 

居酒屋で男たちが風俗での武勇伝を語りながらゲラゲラ笑っていた。

でかい声で

男たちだけが。

 

小声で下ネタを呟く男の友達、その口を塞ぎながら「ちょ、女子に聞こえるだろw」とニタニタこちらを見る男の友達。

果たして、あれは“友達”なんだろうか?

 

テレビで「女が笑えるギリギリの下ネタ」を試す男たち。

それを視聴している男が、女が下品な下ネタに笑えないことを「生物としてつまらないかのように」SNSに書き込む。

 

その男性がどれだけ“いい人間”だったとしても、

風俗の話をする、その一瞬、その一瞬だけは、まるで"男の方が女よりも世界を広く深く知っているかのような錯覚"に酔い、上から語っているように見える。

不思議と"その時だけ"は、陽キャも陰キャも同じように酔っている。

 

なぜ?

なぜ男にだけ風俗があるのか?

 

「コイツ、飲みすぎて彼女いるのに、ついうっかりデリヘル呼んじゃってさ」

「友達が誕生日にソープ奢ってくれて、でもめっちゃハズレだった」

「僕はそういう遊びをしたことがないんだよね(だからすごいでしょ)」

 

風俗で遊ぶ男。

風俗で遊ぶことで男同士の絆を結ぶ男。

風俗で遊ばないことを、さも“美徳”のように語る男。

 

別に、彼らは悪人ではない。

普段はむしろ善良な人間に思える。

ただ、突然、ゲリラ豪雨のように“男だけが風俗で遊ぶ常識”が降る、襲う、こちらの心を腐らせてくる。

 

男たちだけが風俗で遊ぶ風習が、まるで空気のように社会に漂っていて、

それが“赦されている”

 

なぜ男にだけ風俗が赦されているのか?

 

女が男のように下ネタやエロを取り扱えば、それはかなり“強烈な個性”として刻まれる。

それらは生き方やイメージを固定されるほど、“過剰”なものに映る。

特殊な女として冷やかしの目を向けられる。

男のように下ネタを呟いただけで、つま先から頭のてっぺんまでスケベなことしか考えてない女にされる。

居酒屋で男たちが戯れ合う話に合わせて、イメージを勝手にカスタマイズされる。

男の都合のいいように。

 

女が女と話す下ネタは「グロい」と言われる。

グロテスクな方が、むしろ面白いんじゃないだろうか?

ジャンルがコメディではなくホラーに近くなる。

どうも“男が下ネタのジャッジの主導権を握っている”ように思える。

セックスは2人でするものなのに。

 

男の下ネタがグロくないのは風俗があるからでしょう。

「遊び」の話として消化されるからでしょう。

そういう背景には無頓着で、考えもしないだろつし、倫理が関係してくれば「男と女は違う」と言って、己を赦し、相手は赦さないでしょう。

それじゃ、愛ではないでしょう。

 

男は性的に飢えることが“仕方ない”こととして扱われ、

女が性的に飢えることは、まるで“存在そのものの間違い”のように扱われる。

飢えたら死ぬのは、老若男女みな同じ。

 

男の世界に風俗があることで、

誰かが誰かを愛せなくなる理由が、生まれているかもしれない。

 

「男にだけ風俗がある」というこの構造に、違和感を抱く人もいると思う。

 

いまは女性にも風俗がある。

「女風(じょふう)」という文化が存在している。

 

ただ、女風が“男の風俗”の対義語として、まっすぐに在るかといえば、そうではないように思う。

むしろ、「そうじゃないかもしれない」という感覚の方が強い。

同じような痛みを糧に生きてみたかったのだけど。

 

だからこそ、この“令和の女風”という文化の起点にあたる

「なぜ男には風俗があって、女にはなかったのか?」

という原点に、何度でも回帰すべきだと思う。

 

ホモソーシャル的に女風が発展していくことが、果たしてその問いへの“正しいアンサー”なのか?

 

僕は常々、疑問を持ち続けていたいと思う。

 

涙降りしきった朝を なんとか 一緒に笑うことはできるのか?

 

ーーー

 

ねー!

皆さんのXって何が流れてきます?

僕まじで選挙関連のポストか、ちゃんみなにゆるふわギャングのNENEさんがビーフした件ばっかり流れてくるんですけどw

 

視野を広げなければいけないのはお互い様だよね!

 

ちゃっかり〈2025年7月5日4時18分〉僕らだよ!

死に急ぐように新しい世界を共有していこう!

 

君の未来は僕の手の中。

 

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第39回『実樹の禁断賞状💮』

07/03 14:51 更新

第39回『実樹の禁断賞状💮』

2025年7月3日。

 

予約がなければ、日中は家中で溶けてます🫠

未だに自分の身体に適したクーラーの温度を掴めてないってのに……

自分探しの旅に出たら、設定温度をつかめるのでしょうか?

 

部屋着のパジャマの生き残り状況にもよるかぁ。

これから年齢を重ねるにあたって、どこかで浴衣や着物で年中過ごすような人間になりたいなんて野望があります。

 

夏の香りにあやかって、こんな妄想をしてみました。

 

ーーー

 

表彰状「思春期の頃、夏祭りに行く時におばあちゃんが用意してくれた浴衣が“真っ白”で『幽霊じゃんw』とからかわれてしまった人へ」

 

15歳の夏。

クラスの仲良しの子たちと「来週のお祭りはみんなで浴衣で行こうね」と約束した。

 

そのことを母に話したら、「それなら、おばあちゃんに相談してごらんよ」と言われた。

祖母はとても喜んでくれて、「楽しみねえ」と、何度も繰り返していた。

 

迎えた当日。

畳の上に丁寧に置かれていた浴衣は、

ほとんど柄のない、真っ白な生地だった。

帯は、深い紺色。

控えめで、静かで、まるで涼風のような装いだった。

 

少し戸惑った。

リナや他の子たちが着てくるであろう華やかな花柄と比べて、

あまりに大人しすぎる気がして……。

 

でも、帯を結び終えたあとに見せてくれた祖母の笑顔が、それはそれは嬉しそうで……私は、何も言えなかった。

 

「ありがとう」と言って、その浴衣で家を出た。

 

案の定だった。

 

他の子たちの華やかな柄の浴衣に混じる私は、ひとりだけ、浮いていた。

白すぎて、光を吸ってしまうような浴衣。

 

みんながそれぞれに浴衣を褒め合う中、リナが私の浴衣を見て「めっちゃシンプル!」と感想を述べた。

「シンプルすぎるよねw」……情けない一言が私の口から出た。

 

縁日を固まって歩く。

すれ違う浴衣の女の子たちも、みんなピンクや水色の花模様など、色とりどりの浴衣で歩いていた。

 

同じクラスの男子たちが声をかけてきた。

その中のひとりが私を見てからかうように言った。

「お前、幽霊かよw」

 

女の子たちも、「ちょっと、やめなよ〜w」なんて言いながら笑ってて、

私も笑ってみせたけれど、周りの様子が胸にぐさっときて、

その後、みんなと歩いていた記憶があまり残っていない。

 

リナは“写ルンです”を持ってきて、みんなと写真を撮っていたけど、

私が入るようにカメラを向けたのは、集合した時だけのように感じた。

 

後ろをつきまとう男子たちが嫌で、

「ちょっとトイレ行ってくる」と告げ、

私はひとり離れ、神社の影の石段で座っていた。

 

親に電話して帰ろうかと思ったけど、今の状態のまま祖母に会えば、私がしんどいことを悟られるかもしれない。

花火が始まって縁日が終わるまで、やり過ごすことにした。

 

そうこうしていると、屋台の間を抜けて、こちらに近づいてくる人影が見えた。

タクヤくんだった。

去年転校してきたタクヤくんとは、その年から同じクラスだったが、あまり話したことはなかった。

 

タクヤくんは「何してるの?」と声をかけ、

「休んでる」と答えると、「ひとりで来たの?」と聞いてきた。

私は「リナたちと来たけど、人混みが苦手だからここにいる」と答えた。

タクヤくんは「前住んでたとこのお祭りはもっと人が多いよ」と言った。

「そんなの無理無理」と答えた。

 

彼は何気なく、言ってくれた。

「その浴衣、とても似合ってるよ」

 

私は、何も言えなかった。

「ありがとう」すら出てこなくて、

ただ、うつむいて、頷いた。

流れで買って手もつけてなかった焼きそばを取り出して、「一緒に食べる?」と誘った。

タクヤくんは「いいの?」と嬉しそうにして、隣に座った。

 

タクヤくんとは、それだけの出来事だった。

でも、不思議と、今も残ってる。

あの時の祭囃子、提灯の光、石段の苔の匂い。

 

そして、タクヤくんの横顔。

 

それから何年も経った。

 

女風セラピストのプロフィールを見ていたら、

なんだか、目元が似ている気がして。

タクヤくんに。

年齢もちょうど合いそうだった。

 

だから、DMを送りました。

「好きな浴衣の色はなんですか?」

 

ちょっと変な質問だったと思います。でも、どうしても聞きたかった。

 

そしたら、返ってきたのは、

「真っ白な浴衣が似合う人が好きです」

の一文でした。

 

……たぶん、私はその時点で泣いていたと思います。

ああ、やっぱり、タクヤくんだ……って。

 

すぐに予約しました。

会いに行きました。

 

違う人でした。

めっちゃパリピ。

なんならパネマジ。

しかも、香水キツめ。

千鳥のノブさんを意識した喋り方。

 

ぜったい、タクヤくんじゃない。

 

でも、タクヤくんじゃなくてよかったのかも、そう思った。

 

ちゃっかり性感はうまかった。

そして霊感があるらしい。

 

「守護霊はひいおばあちゃんだね」と言われた時点で嘘だと分かった。

私のひいおばあちゃんは、どっちも生きてるからだ。

 

この日をきっかけにどうしてもタクヤくんのことが気になり、

疎遠だった地元の子にそれとなく聞いてみたら、

地元のヤンキーの先輩と結婚して離婚していたリナの再婚相手が、どうやらタクヤくんらしい。

 

人生そんなもんだ。

くそっ。

 

あの頃よりも、白い浴衣が似合うようになった私を、

誰かに褒めてもらいたいと思った。

 

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

これは僕の妄想だけど、

[事実は小説よりも奇なり]

ですよね?☺️

 

子供の頃の夏の思い出、

ぜひ聞かせてください🌻

 

はむはむたべます🤤

 

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第38回『実樹の禁断賞状💮』

07/02 19:19 更新

第38回『実樹の禁断賞状💮』

 

2025年7月2日。

 

青い夏の開幕です🌻

昼の天晴れ、夕方の雨模様、夜風(温風)、

しっかり夏が始まったって感じがします☺️

 

そうだそうだ、

〈2025年7月5日 4時18分〉に世界が滅ぶと確信してるかもしれないセンガ、

僕はそんなことないと思うよ!

って言ったって、信じてもらえないか💦

もしも滅んだら、その時は来世で謝ります。

惑星のひとつでも贈る☄️⭐️

僕の思う通りに、世界がつづいて、

もしも生き永らえたら、

お互い喜び合いましょうね。

 

夏の幕が上がったということは…“ヤツ”が目を覚ましたということです。

 

きっとこんな死闘を繰り広げていたであろう、アマゾネスな君を賞します。

 

ーーー

 

表彰状「蚊との闘いに敗北した人へ」

 

昨晩、君は戦場にいた。

誰もがヒロインになれるわけじゃない。

でも、君は昨夜、確かに物語の主役だった。

 

…舞台は、自室、23時30分。

就寝前のスキンケアを終え、推しのインスタライブの終わりかけをチェックし、ベッドに体を沈めたその瞬間——

 

🦟

ぷぅぅうぅぅぅぅぅぅん……

 

来た。

あの地獄のヴァイオリンが、推しの眠そうな声を切り裂いた。

 

(まさか……今季、初戦?)

 

全身の神経がビクついた。

 

よりによって、今夜の寝巻きは、洗濯を繰り返し、襟と袖の縮み上がった【三軍のTシャツ】と、元彼との旅行中に緊急で購入したメンズのボクサーパンツ。

 

肌の露出が大きいということは、ヤツにとって格好の的になるということだ。

 

私は蚊帳などという軟弱な装備を持たぬ、腹を出して寝る逞しい女。

 

そして、睡眠への執着は異常。

邪魔するヤツは赦さない。

 

いける。殺る。仕留める。

起き上がる。電気をつける。

畳むはずだった洗濯物が視界を邪魔する。

しわっしわに乾いた服の山の山頂にヤツがいる。

 

(絶対に逃がさない)

 

殺意を向けた瞬間、ヤツが飛ぶ。

しかし、ヤツは再び同じ場所に戻った。

 

私を挑発している。

目が合った——ような気がした。

 

右手に丸めたanan(なぜ未読だったのか、今なら理由がわかる)を握る。

推しの顔が歪む。

あまり好きなビジュじゃなかったから、まぁいいや。

 

静かに距離を詰める。

蚊は壁に止まったまま、こちらを嘲笑っているようだった。

 

(いまだ!!!)

 

スパァン!!!!!!

 

空振り。

推しの顔が、本来白だったはずのヨレヨレのブラジャーにめり込む。

 

(くそぅ!!!)

 

腕を力ませた瞬間、太ももに痒みが走った。

痒い痒い痒い。

ふいに母に言われた「あんたって、足太いよねぇ。誰に似たんだろ」の一言を思い出した。

畜生が。

 

🦟

ぷぅぅうぅぅぅぅぅぅん……

 

蚊は音だけを響かせ、消えている。

どこだどこだどこだ。

血眼になって探す。

どこにも見当たらない。

出しっぱなしの小さなミラーに映る自分の顔はひどいものだった。

新しい乳液はテッカテカになるタイプ、男と寝る時はつけられんぞ。

 

(はっ!)

 

私は蚊を発見した。

大胆にも私のおでこに止まっている。

 

おでこを叩くわけにはいかない。

私は殺虫スプレーっぽいって理由で手に取っていた、日焼け止めスプレーを顔面にぶっかけた!

 

蚊に直撃したものの、元気よく飛び回っている!

それはそうだ!これは日焼け止めスプレーなのだから!!!

母がふと呟いた「お姉ちゃんは真っ白なのに、あんたはどっちかというと色黒やもんねぇ。お父さんの家系はみんなそうだから、やっぱあっちの血やねぇ」を思い出した。

うるせーな!不健康に見える姉に比べて、私は元気いっぱいって感じで可愛くていいだろ!

 

おでこの真ん中を刺され、赤く盛り上がるその腫れは、インド映画のヒロインさながら。

とりあえずナトゥを踊る。

 

🦟

ぷぅぅうぅぅぅぅぅぅん……

 

ナトゥで疲弊した私の隙を突き、蚊がまぶたを襲ってきた。

シンプルに素手で振り払う。左目のマツエクが取れる。

項垂れる。

数分後、まぶたが腫れた。

試合後のボクサーだった。

「タオル投げて…タオル…」と、力なく呟いた。

セカンドはいない。

 

浮気をされた元カレと別れた報告をした時に、母に「えーいい子やったやん。そのまま結婚すると思ったー。あんたが何考えとるかわからん。後悔しても知らんよー」と言われたことを思い出した。

あの時、私は母にセコンドしてほしかった。

 

かゆみの中で、過去の言葉がフラッシュバックする。

 

グーグルで「蚊 殺し方 即死」と調べた。

深夜、家を飛び出す。近くのドンキまでLOOPを使えば、7分。

歩道を飛ばす。

手を繋ぎながらイチャイチャと歩くカップルが道を塞いでいたので、クラクションを鳴らす。

LOOPにもクラクションがついているのだ。

「はぁ?生意気だな」と呟く男の声が背中越しに聞こえた。

そうだ、私は生意気な女だ。

 

ドンキで高性能の電撃ラケットを買った。

 

帰路につく。

家に帰る。

しかし、ヤツの姿は見当たらなかった。

 

私の生き血をお腹いっぱいに吸って、スヤスヤと眠っているのだろう。

このまま生き延びれると思うなよ。

私の血は燃えている。燃えているのだ。

 

モスキートな屈辱を、母の言葉を、決して忘れない、あなたに、賞を贈ります。

 

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

みんな知らないと思うけど、蚊に刺された時は、爪でギュッとバッテンしたら気持ちいいよ!

 

[当日深夜予約]をスムーズに受けられるように、専用フォームを作成しました!

 

詳しくは[プロフィール]TOPよりご確認くださいませ⏬

 

また[X]の固定ポストの方に、

7月/8月/9月までのスケジュールを更新しています!

 

まずは真夏のピークまで、

浮かれた街を一緒に楽しみましょう。

 

実樹でした🍏

 

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第37回『実樹の禁断賞状💮』

06/19 22:28 更新

第37回『実樹の禁断賞状💮』

2025年6月19日。

 

初夏です。

しょっか。

 

木の葉の合間に見えた青空はもう夏の色をしていて、

子供の頃に暑いからとじいちゃんに被らされていた麦わら帽子、

その帽子のあご紐のゴムのところをすぐに噛んでいたせいで、

ヨダレ臭くなっていたのを思い出してました…。

 

麦わら帽のゴム紐をはむはむしながら、よく市民プールに行きました。

 

日差しが照り返す、プールの水面。

鉄板のように熱したタイル。

先の欠けたビート板。

ちんちんの大きかったたっくんはいつも、棒が“左がわ”にそれていた。

 

そして、プールから上がると出迎えてくれるご褒美。

 

“17(セブンティーン)アイス”の自動販売機。

 

ーーー

 

 

表彰状「17アイスの自販機の数ある選択肢の中で“グレープシャーベット”を選んでいたセンス抜群の人へ」

 

17アイス。

何味を選んでましたか?

僕は一択でした。

“グレープシャーベット”。

え? あなたも?

あなたは、天才です。

 

あの誘惑の多い中で、

グレープ味のシャーベット、

を選べるというその判断。

センスというよりもはや天啓。

世界の真理に触れた側の人間。

“果汁の神”に選ばれし民。

 

“紫”というのは知性を現すカラーです。

つまり、17アイスの自販機での唯一の知性である

“グレープシャーベット”を選んだ我々が正しい。

 

他の味?

他の味を選ぶ人もいるんですか?

いるから、選択肢としてあるんですよね…

凶や末吉が無ければ大吉という概念はありません。

知性を司る“グレープシャーベット”以外の選択肢を選ぶあなたがいかに愚かなのか、

これから書き綴っていきます。

 

 

 

まず**『クッキー&クリーム』を選ぶあなた。

あなたは、アイスに“依存関係”を持ち込むな。

人間まででしょ、依存していいのは。

この味って…「クッキー」と「クリーム」…

どっちが主役かも決められない共依存の地獄じゃないか。

どっちも引いてないし。

そしてアイスにぶち込まれた“クッキーの気持ち”考えたことある?

「俺単体じゃダメなのかなぁ…」って、思ってるよ!

かわいそう。泣くなクッキー。

でもアイスに抱かれて死ぬなんて…。

クッキー、お前、アイス界の慰み者**だよ。

そんな味を選ぶなんて、極悪非道だろ!

 

 

 

次に**『ソーダフロート』。

…酸っぱいのか甘いのか、どっちかにしてくれませんか?

両方の快楽を欲しがるなんて、欲張りセットの無間地獄。

卑しい…いやらしい! いやらしいのよ!

「バニラも欲しい!でもスカッとしたい!うぇ〜い」って…

ダブスタ。

ダブスタな振る舞い、YouTuberかよ!

人生の軸がブレてる。

君、絶対、お餅食べる時は“砂糖醤油”**でいってるでしょ?

それはいいよ、美味しいもんね。

 

 

 

**『ワッフルコーンバニラ』だと?

バニラ?…怖い。

この多様性の時代に…**なんでそんな…え? バニラってあのバニラだよ?

「どれでもいいや」の究極形。

逆にアバンギャルド。

人生は一回なんだから、冒険しようぜ。

 

 

 

『濃い抹茶』ですか?

味覚老人おつ。

いや、今どきのご老人はお若いからグレープいってるね!

“渋みが大人の味”とか言ってるけど、遠くから見たら苔にかじりついてるだけだからね?

 

 

 

『カスタードプリン』?

本物食べろ。

カフェに行け。

 

『生チョコティラミス』?

本物食べろ。

カフェに行け。

 

 

 

『ブルーベリーチーズケーキ』?

もう言わせんな。

君の街にはカフェもないんか!

引っ越せ!

 

 

 

『チョコミント』?

え、何言ってんの?

あれは企業側も**“冗談”で用意してるだけだよ?

アイスクリーム界のジョークアイス**ことチョコミントなんだから、

食べるものじゃないよ?

え、食べるの!?え!? え!?

食べものに清涼感求めるってどういうこと?

サロンパスかじってたんか?

子供の頃、サロンパスで飢えを凌いでた?

病院の味がするもん。

薬じゃん。

まぁミントが一応食べられるか確かめてくれてるのか!

**“毒味してくれてありがとう”**という感謝しかない。

ある意味、尊敬してる。

ありがとう。

ありがとう、だよ。

もはや。

 

 

 

親愛なる、同志。

グレープシャーベットを選んだ、あなた。

センスの神に愛され、氷の精霊に微笑まれた存在。

 

“ぶどう”という実り、天上の果実が司る知性の冷菓。

真夏の味覚の感性に、最大級のリスペクトを込めて、この賞状を捧げます。

 

東京萬天堂・実樹

 

ーーー

 

…なに?

いいよ。

かかってこいよ🫴゛

 

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第36回『実樹の禁断賞状💮』

06/16 04:12 更新

第36回『実樹の禁断賞状💮』

2025年6月16日。

 

この時期の女風利用で気をつけてほしいこと。

 

それは――

雨と繁華街の喧騒が招く “メンタルダウン” です。

 

これからの季節、雨模様が増えていくでしょう。

 

正直、雨の日の繁華街を歩くのって、人によってはけっこうシビアで、大変だと思う。

 

女風、特に人気のランカーさんなんて、本指名されていると前もって予約されていることがほとんどでしょう。

予約当日になって、ただでさえ(やべ〜めんどくせ〜)と思ってしまうタイプな上に、悪天候で出歩くのすらしんどい…でも、当日キャンセルするわけにはいかないから、出歩かざるを得ない。

 

そんな心理状態の人も、いると思う。

 

雨で湿気のすごい “新宿” や “渋谷” って、慣れていないとかなり過酷で、いざ直面して気持ちが「うっ」となってしまう方もいるかもしれない。

歌舞伎町や道玄坂の喧騒を目の前にして、急にメンタルに “くる” ようなことがあるかもしれない。

 

“女風”は繊細なカルチャーですから、そういった些細な崩れで、本来の(楽しい気持ちになりたい)(明日を生きやすくしたい)という願いとは裏腹に、女風の利用が原因で一転して “息苦しくなってしまう”…そういう局面を招くこともあると思います。

 

僕は、そういうしんどさは避けてほしい。

 

先ほど書いたように、

雨の日の…

 

・[JR新宿駅から東口を出て、旧アルタ横を通り抜けて、トー横方面に歩いてホテル街エリアを目指す道]

・[JR渋谷駅のハチ公前口から出て、スクランブル交差点を渡り、109の脇道から道玄坂を登ってホテル街エリアを目指す道]

 

…これらは、かなりしんどい。

 

新宿だったら、地下通路(新宿サブナード)を歩いて花園神社方面に抜けて、バリアンとかがある日清の本社前あたりのホテル街エリアまで、雨に濡れずに移動する。

“地下で雨に濡れずにホテル付近まで移動できた”という事実が後押しして、前向きな気持ちになれて、病まないと思う。

 

それか、一駅隣の「新大久保駅」を利用する。

駅からプティバリ新大久保店までの距離がめちゃくちゃ近いので、新宿駅からTOHO裏までの大移動に比べたらストレスが全然違うと思う。オススメです。

 

渋谷だったら、やはり渋谷駅のハチ公前からスクランブル交差点で傘がバチバチぶつかっての道玄坂は、ちょっと道中として過酷すぎるので…繊細な方は「神泉駅」で降りて、ダッシュでホテルに駆け込んだほうがいいと思う。

 

とにかく雨の日の人混みが無理…という方なら、二駅隣の「目黒駅」にずらすのもアリ。

わりと歩きやすいですし、しっかり傘をさして、サウナでホッと温まることもできる、ラブホテルの始祖“目黒エンペラー”を目指してください。

 

池袋は、“池袋駅西口(北)”から出れば、意外と人混みなく、まっすぐホテル街に向かえるので“ウッ”となりにくいかなぁ?と。

普段は池袋を利用されない人でも、雨の日だからという理由で検討してみてもいいかもしれません。

 

ラブホテルではないけど、たとえば“JR東日本ホテルメッツ”の系列はデイユース(休憩)利用が可能な場所もあるので、駅からそのまま行けるという意味で、予約して利用するのもアリだと思います。

 

どうあがいても「ダウナー化」を避けられないこともあると思うし、そうなったらそうなったで、それは必要なことなんだと思い込むこともできる。

 

日にちが決まっていて、簡単には変えることはできない。

でも、気分じゃない。

それでも楽しめるように、どうにかしたい。

 

「雨なのにスムーズに2人きりになれたね♪」

 

この”1フレーズ”を作れただけで、すべてが前向きに、いい方向に変わることもあると思うから、

ぜひ、読んで気づいてくれた人は試してほしいし、

なにか人に知恵を分け与える必要がある時には、ぜひ思い出してください。

 

セラピストさんもぜひ、取り入れてみてください。

 

エロスとユーモアに満ちた世界をこよなく愛する僕です。

ちょっと気持ちを“崩しやすい”人でも、しっかり雨に唄えてますように…と祈ってます🙏✨

 

気づけば月曜日だ!

また新しいサイクルが始まる方は、頑張りましょう☺️

週末お忙しかった方はお疲れ様でした!

いっぱいゴロゴロしてください🫠

 

小雨にノー傘で立ち向かう君に、賞を贈ります💮

 

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