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要約
【コミュニケーション】はプレゼンテーション能力とも言われるように、想いや概念を言語化できるという資質です。強みとして使うと会話により信頼を勝ち取ることができます。一方で弱みとして使うと喋りたがりで口出しばかりしてしまいます。相手に合った言葉選びを意識すると強みとして使えます。
「コミュニケーション」と聞くと良い人間関係を築ける能力と思われがちです。
✅人と仲良くなるのが苦手、、、
✅初めての人とうまくコミュニケーションが取れない!!
なのになぜかストレングスファインダーの上位資質に「コミュニケーション」があった💦
なんでーーーー???と感じている方はいませんか?
実は、ストレングスファインダーの資質「コミュニケーション」は人とのコミュニケーション能力、いわゆるコミュ力とは違います!
なので、コミュニケーションの資質がないから人との関係性を築くことができないわけではありません。
この「コミュニケーション」を上手く使えるようになるとお互いの理解が深まり、相手との関係を良くし、信頼を勝ち取ることもできます!!
ぜひ、こちらの記事を参考に、「コミュニケーション」を上手く活用してください!
コミュニケーションの特徴
コミュニケーションの資質は、次のような特徴があります!
✅言語的影響力がある
✅相手に理解されたい
✅思いや概念を言語化できる
✅相手の話を聞いてどんな人かわかる
「コミュニケーション」はプレゼンテーション能力とも言われるように、思いや概念を言語化できるという意味があります。
そのため、ふわっとしたものでもしっかりと言語化することができ、他人に自分の言葉で説明することができます。
コミュニケーションを上位資質に持っている方は「説明が上手」「わかりやすい」などと言われたことがある人も多いのではないのでしょうか。
そして、コミュニケーションの資質には「理解されたい」という意味が含まれています。
この資質はここが非常に重要となります。
🙆♀️メッセージを理解してほしい!!
🙆♀️私を理解してほしい!!!
このような思いがあるので相手にとって印象に残る話し方や活き活きとしたストーリーを語ることができます。
また、相手にどのように話せば自分を理解してもらえるのかということを考えて発言をしています。
さらに、相手の言葉から逆にどのような人なのかを理解することもできます。
「コミュニケーション」はただ単に話がうまい!だけではないことを理解していただけたでしょうか?
他の資質との比較
ストレングスファインダーの資質は他の資質と比較することでより理解えお深めることができます。
なのでここからは「コミュニケーション」を他の資質とも比較していきましょう。
「内省」と「コミュニケーション」
この2つはどちらも物事を考えるという資質ですが次のような違いがあります。
「内省」:1人で静かにしている時に考えを膨らませる
「コミュニケーション」:他の人と会話をしながら考える
「コミュニケーション」は実際に会話をしながら壁打ちをするイメージとなります。
人の話を遮ってしまったり、自分ばかり話してしまったりするのも会話中に新しい考えが思いつくことが原因になります。
「原点思考」と「コミュニケーション」
この資質はどちらも人に語るという意味を持ちます。
「原点思考」:人が過去に起こったことを忘れないように語り継ぐ
「コミュニケーション」:自分のメッセージを理解してもらう
人に語る、という点は同じですが、どういう意図で語るのかが異なっているということがわかるでしょうか?
「社交性」「ポジティブ」「コミュニケーション」
これらの資質はどれも人に影響を与える、という意味を持ちます!
「社交性」:社会的影響力
「ポジティブ」:感情的影響力
「コミュニケーション」:言語的影響力
「社交性」は自分の考えや行動によって相手に影響を与え
「ポジティブ」は自分が前向きな感情を持つことで周りにもよい影響を与える資質です。
一方、「コミュニケーション」は相手に伝わりやすいように言語化することで影響を与えるという資質です。
自分の考えや行動なのか、感情、はたまた言葉や文章なのか、というように相手に影響を与える手段が異なります。
他の資質との組み合わせ例
では次に、よくある資質の組み合わせ例について解説していきます!
まず大前提として、資質は単独で使っていることはほぼありません。
ストレングスファインダーはいくつかの資質を掛け合わせて使っています。
そうすることでお互いに補完し合いながらその人の強みとして発揮されます。
「責任感」×「コミュニケーション」
「責任感」は自分の行動や結果に責任を持つという資質です!
この資質と組み合わさることで筋が通った話や、言葉を選ぶことができるようになります。
責任のある会話や言葉を使って、約束や期待に応えてくれるだろうと相手に感じてもらうことができます!
「個別化」×「コミュニケーション」
「個別化」は一人一人それぞれ違う、ということがわかる資質です。
個別化と掛け合わせることで、より相手に合わせた言い回しで会話をすることができるようになります。
もともと相手に伝わりやすい言葉選びが得意なコミュニケーション持ちさんですが、よりその人に合わせて言葉を選んだり会話ができるようになります。
「信念」×「コミュニケーション」
「信念」とは強い価値観や信念を持って行動できるという資質です。
この資質とかけ合わさることで自分の中にある強い価値観を情熱的に語ることができます。
そのため、その強い価値観が伝わりやすく、人を惹きつけることができます。
チームリーダーなら、説得力のある言葉や会話で共感を得られるので、メンバーの足並みを揃えさせることができます!
「未来志向」×「コミュニケーション」
「未来志向」とは未来を思い浮かべることで新しいひらめきを生むことができる資質です。
この資質と掛け合わせることで自分の思い描く活き活きとした未来を想像させ、人を惹きつけることができます。
例えば、新しいプロジェクトを立ち上げる時にビジョンを分かりやすく伝えることで共感を得て、目標に向けみんなをまとめることができるようになります。
「ポジティブ」×「コミュニケーション」
「ポジティブ」とは先ほども出てきましたが自分が前向きな感情を持つことで周りにもよい影響を与える資質です。
この資質は感情的影響力、と説明したのを覚えていますか?
「ポジティブ」と掛け合わせることで楽しいだけでなく、カリスマ的な話し方で人を惹きつけることができます!
感情と言葉の両方から影響を与える事ができるので強い影響力を持てるということですね!
このように、コミュニケーションが上位でも組み合わせ次第で違った使い方をしていることがわかると思います。
また、今回紹介したのは2つの資質の組み合わせですが、
人によっては3つ4つと多くの資質を掛け合わせて使っています。
ぜひ一度、自分はどの資質を掛け合わせて使っているのか考えてみてくださいね!
強みと弱み、活かし方
最後に「コミュニケーション」の強み、弱み、について解説していきます。
まずそもそもですが、大前提、資質には良い面と悪い面の二面性があります!!
資質を上手くバランスよく使えば「強み」となりますが、使いすぎてしまうと「弱み」となります。
こちらの記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください!
強み
「コミュニケーション」を強みとして使うことができると、次の状態になります。
⭕️想いや概念などの抽象度の高いものを言語化して表現することができる
⭕️会話によりお互いの理解、関係性、信頼を築くことができる
⭕️話や使う言葉、語る言葉でその人の人となりがわかることもある
自分の考えを言語化することはもちろんですが、相手がどのような言い回しで説明しているかを聞いて相手を理解することができます。
コミュニケーションが上位にあると理解できる人も多いと思います。
弱み
逆に弱み化してしまうと、次のようになってしまいます。
❌その場を圧倒してしまう
❌喋りたがりで口出しばかりする
❌人の話の腰を折ってしまう
❌静かにしていなければならないのが苦痛
❌自分が話したくて、人の話を聞かない
こうなってしまうと言語化して相手に影響を与えるどころか「あの人と話すとすぐ話を持っていかれるから少し距離を置こう」とまで思われてしまう可能性があります。
これはとてももったいない状態ですよね?
もしかしたらあなたの周りにもそのような方がいて、苦手だなと思っているかも知れません!
では、最後に、「コミュニケーション」の資質を弱み化してしまわないためにどのように改善をすればよいのか、改善策、意識すべきポイントを解説していきます!
活かし方
コミュニケーションを上手く強みとして使うためには、次の3点を意識してみてください!
👍独りよがりにならないために相手が喜ぶような話をする
👍相手に合った言葉選びをする
👍相手の意見を引き出すことを意識する
この記事で何度も説明したようにコミュニケーションが上位資質の方は言語化する能力に長けています。
そのため、相手に合った言葉を選ぶことができるので、そこを意識すると相手に伝わりやすく、より引き込まれ、もっと話を聞きたいと思われます。
そのような状態になると、ずっと喋っているという印象を残さないようになります。
また、相手の頭の中のイメージを引き出して言語化することができます。
そうなると会議のまとめ役になることもできます。
つまり、自分が話したいから話す、のではなく相手がどのようにすれば聞いてくれるのかということを意識するとこの資質を強みとして使いこなすことができます!!
営業や接客で商品やサービスの説明をする際に「コミュニケーション」を上手く使っている人も多い印象を受けます!!
まとめ
「コミュニケーション」は言語化する能力が長けているという資質です。
そのため、相手に対して説明をしたり、イメージを言語に落とし込んだりすることができます。
私のクライアント様でこの「コミュニケーション」を上手く活用されていらっしゃる方がいました!
腰痛改善や姿勢改善などのジムを経営していらっしゃるクライアント様は、個別説明会に来られたお客様の成約率はほぼ100%とのこと!
ご自身のサービスをその人の悩みに合わせて熱意を込めて説明していました!
ただ、やっぱり喋りすぎてしまうので、相手に伝わりやすい言葉を探ったり、圧倒していないか確認しながら進めていらっしゃいました!
相手に合わせて話をすると上手く活用できるといった典型例ですね!
また、弱みにならないように確認を行っていたことも成功しているポイントです。
ストレングスファインダーは診断するだけでは意味がありません。
自分の上位資質を上手く「強み」として活用することが大事です!