何かをやめると、その分の時間がぽっかり空く。空いた時間は、すぐには埋まらない。
たぶんスマホを見ていた時間の大半は、見たいから見ていたのではなくて、手が空いているのが落ち着かないから見ていたのだと思う。やめて初めて、その落ち着かなさがむき出しになる。
最初の数日がきついのは、そのせいだ。何もしない時間に耐える練習を、大人はあまりしていない。
でも、その落ち着かなさを何日かやり過ごすと、空いた時間が普通になる。空いているのが当たり前になると、そこに眠気とか、考えごととか、別のものが入ってくる。
やめることの効果は、やめたものが減ることより、空いた場所に何が来るかのほうにある気がする。










































































































































