要約
お仕事、転職、プライベート、どの場面でも円滑なコミュニケーションを取る上で「話し方」が与える影響って大切ですよね。 今回はその中でも「声の明るさ」の重要性とトーンアップする方法についてお伝えし、皆様の声を「良い印象」へ変えていきます!
⭐️ボイストレーナー、話し方講師をしている方から得た知見です!
私は日ごろ個別レッスンでは生徒さんから「こうなりたい」という要望を聞き出し、そのなりたい姿に向けて声のトレーニングや話し方の指導をさせて頂いております。
その要望の中で特にご依頼が多いのが「良い印象になりたい」というもの。
今回はその要望を叶えるために最初に取り組んで頂きたい「声のトーンアップ」についてお伝えして参ります。
そもそも良い印象とは
ざっくり「良い印象」と言っても人によって価値観が異なるように受ける印象も異なります。
定義づけを行うのであれば
良い印象・・・人からの客観的な評価
と言うと伝わりやすいかも知れません。
「所作が美しい」「礼儀正しい」「ハキハキ話す」等、自分だけが思うのではなく、他の人が見ても同じ意見(理屈)を抱く印象が「良い印象」です。
他に「好印象」という言葉もありますが、こちらに関しては主観的な評価(感情)が該当します。
笑顔が素敵、見た目がかっこいい、好み、などですね。
主観的な部分に関しては受け手の好みで分かれる部分なので印象のコントロールが難しいのですが、客観的な部分に関しては誰が見ても共通して評価が一定になるため、自己投資するのであれば「良い印象になる」というのは悪い選択ではありません。
ここで一つ余談なのですが、実は、私は好印象を残すのが苦手です。
(人に気に入られようとする事が苦手)
それでもフリーランスとして声のお仕事が出来ているのは「明るくて元気な人」「ハキハキして分かりやすい」という良い印象を振りまいているからだと思います。
恐らくこれで好印象を残す事ができれば売り上げを簡単に伸ばせるとは思うのですが(笑)
自分自身の経験から言っても良い印象でいる事はお仕事や人とコミュニケーションを取る上で大切な事なんだと実感しています。
声のトーンアップで得られる良い印象効果
さて、次は声の明るさ(トーン)を変えた時にコミュニケーションでどんな良い変化が生まれるのか上げていきたいと思います。
・相手に声が届きやすくなる(声量が大きくなる)
・相手に安心感を与えることができる
・信頼してもらいやすくなる
・ハキハキ話してフレッシュな印象を持ってもらえる
・滑舌よく話しているように聞こえる
・自分の気持ちが切り替わって前向きになれる
ぱっと出てくるだけで上記5つの効果があるのですが、どれも魅力的ですよね。特に聞き手である相手がいだくプラスの印象だけでなく、「声量が大きくなる」「滑舌が良くなる」など、話し手の話し方にも良い影響が生まれます。
逆にトーンダウンする事で別方面から安心感や信頼感を得る声もあるのですが、手っ取り早く良い印象になるのであればトーンアップがオススメです。
ボイストレーニング的にもまずはトーンアップの調整から入るのが王道パターンですので、ぜひ次から始まる練習方法を実践してみてください。
練習方法1:口角をあげる
声のトーンアップに欠かせない、誰でもすぐ出来る方法がこれ。
「口角」をあげましょう。
最初は鏡を見ながら、唇の端を上に引き上げる練習からでOK。
朝、顔を洗う際に5回ほど練習するとその日一日の声が明るくなれます。
口角あがらない!できない!という方は次の練習方法を試してみてください。
表情筋を鍛える
顔全体の筋肉が固まっていると声もうまく出ず、声のトーンアップも難しいため、まずは表情筋を動かしましょう!
①「いーうー」と、声を出しながら口をしっかり横に開く、すぼめる
②「おーあー」と、声を出しながら口をしっかり横にすぼめて、開ける
③目をぎゅっとつむる、大きく開く
└①~③を一日に5回を1セットで繰り返す(朝・夜)
顔の筋肉が解れて動くようになってきたら口角を上げる練習に進みます。
無理な笑顔は作らなくていい
口角を上げようとして、唇に力を入れて横一文字、目をぎゅっとつむる。
こんな表情になってしまったら一度練習をストップしましょう。
唇には力を入れず、唇の端だけを上に上げるのが目的です。
イメージはミッキーマウスの笑顔。
または、雑誌の表紙にある芸能人の笑顔のように唇を少し開けて口角は上、目は開いている状態が、声をトーンアップさせてくれる表情です。
練習方法2:声を響かせる
練習方法1はできるけれど、なんだか明るくなっていないような気がする。。。そんな方に練習して欲しいのがこの「声を響かせる」という練習。
声は喉にある声帯という器官で作られる音の事を指すのですが、この明るさは口や咽頭、鼻腔などに響かせる事で明るい・暗いを調節する事ができます。
今回は口の中に声を響かせる方法をお伝えします。
<響かせ方>
コンサート会場で盛り上がっている時の「Fu~!」という声の響きで話す
①Fu~と高い声から低い声にずりさがる練習
└声の太さや明るさがかわらないように注意
②話し声でFu~と同じ響きかチェック!
専門的にお伝えすると「軟口蓋を上げて話す」という部分なのですが、口の奥の天井に声があたると明るくて通る声が出ます!
その声の響きが分かりやすいのが「Fu~!」という声。
難しい時は次の2点の練習をしてみてください。
大きな口は開かなくていい、口腔に響かせる
口の中で声が響くための縦の空間を作りたいので、ペットボトルの蓋を縦にして咥えます。(誤飲に注意してくださいね)
裏声で「あぁあぁあぁ」と出してみると口の中の奥に声が当たっている感覚がすると思います。
それがFu~!の声と同じ響いている声です。
感覚が掴めたら蓋を取って、口の中を開いて「あぁあぁあぁ」と声を出してみましょう。口の開け方や舌の位置などを調節して同じ声が出るようになってきたらトーンアップが出来るようになります。
(番外編)ストローを使って練習
そもそも声が詰まってうまく出ない時がある、という方はそもそも声を出す時の声帯の使い方や息遣いの調節が苦手な可能性があります。
そんな時は小さい子が使うような細いストローを使って声を出す練習をしましょう!
<練習方法>
①ストローを軽くくわえてストロー以外から息がもれないように「うー」と5秒間声を出す
②高音、中音、低音でそれぞれ声を出す
③慣れてきたらコップに薄く水を張り、ぶくぶくさせながら声を出す
最初のうちは声が出なかったり、息がうまく吐けないかも知れませんが慣れてくると自然に声が出るようになります。
出るようになったら声のトーンアップ練習をしてくださいね。
練習方法3:声を程よく張って出す
トーンアップ練習の大詰めです。
「声の明るさ」も大事なのですが、声量によって声の明るさは変わります。
小さい声量だと声は暗く聞こえますし、大きすぎると声が割れてしまって不快に取られてしまうんですよね。
相手に届くほどよい声の大きさで話すと聞き心地が良い声量なので相手から「良い印象」と思われますし、声を少し張って出す事で高い声が出やすくなるのでトーンアップ効果も出るのです。
だから「程よく張って出す」のは大事なんです。
ちょうどよい声量は相手の一列後ろの人に話す声量
じゃぁ、どの位の声量を出せばいいの?
対面で話す場合は聞き手(相手)の一列後ろに人がいると仮定して、後ろの人に対して話す声量がほどよいちょうどよい声量です。
声量の調整が難しい、分からないという方は困ったら大きめの声を出す、でもOKです。
大きすぎると威圧感が出てしまいますが、トーンアップの面から考えると声量は武器になりますので決して悪い事ではありません。
意識して一列後ろの人へ話す声量で話してみてくださいね。
電話やZoom等ビデオカメラ越しも声を張ろう
人が目の前にいない分、落ち着いて話せてしまうのでトーンダウンしやすくなりますが、逆です。
相手との距離感が取れない分、声を張って話した方が良い印象になります。
なぜなら人の顔が見えなかったり、画面越しで一部しか視覚情報がない時には、聴覚情報が優先されて印象が決まるからです。
良い印象に見てもらうための小手先のテクニックはありますが、そもそも基礎的なステータス(声)が良ければ、テクニックがなくても良い印象に見てもらえます。
(美容と一緒です。地肌を整えておけばそれだけで清潔・綺麗に見られる)
ぜひしっかりと声を張って話してみてくださいね。
最後に
今回は良い印象になる話し方の第一ステップとして「声のトーンアップ」についてお伝えしました。
すこし私自身の事をお伝えさせて頂くと、もともと話し方に自信がなく、音大出身ではありましたが話し声はめちゃくちゃ暗くてボソボソ話す&友達がいないタイプの人間でした。
ラジオのパーソナリティや司会の仕事を通して、この声のトーンアップのテクニックを知ってからは生まれ変わったように知人が増え、フリーランスとしてお仕事を頂けるようになり、昔の知人から「変わったね」と言われるようになりました。
「声」「話し方」で人生が変わるというのは本当でした。
話し方はテクニック、身に着けたら一生使えるスキルです。
この記事を通して、声や話し方を変えることで読んで下さった方の人生が少しでも良くなる事をお祈りしております。
良い印象になって稼ごう~!!!
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