深く透き通ったスープは、牛の髄から絞り出された本能の雫。ひと啜りすれば、熱を孕んだ滋味が舌の奥を淫らに撫で回し、喉元を這いながら、胃の奥へと滴り落ちる…まるで、欲に濡れた吐息をそのまま飲み干すかのよう。
そして、とろける煮卵――その半熟の黄身は、官能を秘めた果実。そっと割れば、黄金の蜜がとろりと溢れ、スープと交わって甘く淫らに混ざり合う。舌先で触れれば、ねっとりと絡みつくその快感は、まさに禁忌の味。
チャーシューは、しなやかでありながら蕩けるほど柔らかく、肉の香りが鼻腔をくすぐるたび、身体がうずき出す。脂がスープに溶けるたびに、まるで肌を撫でる手つきのように、ラーメン全体が濡れてゆく。
葱や香味野菜たちは、あえて絶頂を遅延させるかの如く甘く鋭く乱れ咲く。シャキッとした食感が、なまめかしい刺激を舌に与え、重なり合う旨味を引き締めながら、まるで愛撫と焦らしを繰り返すかのように、余韻を残して消える。
麺を啜れば、スープと汁気が絡み合い、ずるりと口内を貫く――その滑らかさと熱が、喉奥を直撃するたび、脳髄がピリつくほどの快楽が走る。
そう。それは正に女風の如く…
肉欲の液体、愛撫の器、
そして——食と性の融合体。
牛骨ラーメンとは、五感すべてを淫らに震わせ、魂までも啜り取る一杯の悦楽なのです。
…あ、ご予約お待ちしています🤭
