夏休みの宿題は絶対に最終週まで手をつけなかった。
しっかりと初日に「宿題は8月末までやりません」と宣言したのち、本当にやらないことを実行していたから、計画的な"溜め"だった。
ドリル系はどうにかなるが、1番厄介だったのが「日記」だ。
8月23日に7月21日になにをしていたのかなんて全く覚えていない。
創作する必要がある。
いちいち0から思い出を創作するのも面倒すぎる。
そこで僕が思いついたのが、家の近くにあるアリの巣を観察していることにして、毎回毎回アリたちが運んでいる虫の種類を変える作戦だった。
アリがバッタを運んでた、カマキリを運んでた。
たまに行ってもいない、家族で海に行った。
アリがカタツムリを運んでた、アリがじゃがりこの破片を運んでた。
たまにやってもいない流しソーメンの思い出。
そんな感じで、日記を書いて、2学期に提出した。
すると、当時の担任の先生には好評で「ぜひそのアリの巣を見に行きたい」と言ってくれた。
僕は「夏の終わりと共に巣は壊滅してしまったんです」と悲しんでみせた。
先生も悲しい顔をしてくれた。
🧠🧠🧠ピーーーン🧠🧠🧠
もしかして…
嘘だとバレてたんじゃないか?
多分そう、絶対そう。
大人になってわかる。
🧠🧠🧠ピーーーン🧠🧠🧠
もしかして…
君は予約して
くれるんじゃないか?















































































































































































































