青くて灰色のような空が
窓の中に入り込む
好きの中に落ちたグレーのように
水面の影だけを思い出した
行き先を決めない夜の街に
ショーケースの光が重なって
音に身を任せた時間ほど
願いの温度を残していた
剥がれかけた青いグレーが
足元で静かに浮いている
もう迷わないと
繰り返し聞いた色なのに
重ねた音色は
回る光と踊っていた
扉を探していた夜が
スポットライトに照らされて
冷めた汗の伝う手のひらが
小さな声を受け止める
見つけたかった言葉は
月の街から届いているのに
香りが消えた朝に
淡い雨だけが空を映していた
孤独をくれたはずの記憶が
甘い匂いを連れてくる
あの夜のレンガの街を
古い鏡が映していて
形がないことより
虹色の気配に気づく
見上げるだけの空が
今は少しだけ近くに見える
くすんだ青色の部屋で
文字に埋めた記憶が揺れている





































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































