オレンジ色の部屋で
まばたきが記憶を映していた
絵の灯りが点く頃には
音の影を見ていた
プラネタリウムの天井に
宙に浮かぶ夜が滲んで
背中に沈んでいく引力だけが
胸の鎖に落ちていく
空白のページから
透明の文字がこぼれて
願いの足跡を背にしながら
針の振動が響いていく
栞を置いた物語に
影が余白へ溶け込んで
手をかざした夜空に
ガラスの天体が回り始める
意識を横切る光が
青い星へ届くなら
それぞれの地平線で
巡る世界を見つめている
窓を叩くカーテンが
立ち止まった時間を風に溶かして
この物語でいいと
胸に囁く声が残っている
重ならないブロックを拾い上げて
約束の光に変える
空に近い螺旋を登るたび
決意は夜にほどけて
答えが無くても
時計の下を進んでいく
街の音が遠く離れても
朝は橋の向こうへ渡って
花が舞う季節の向こうで
同じ景色が通り過ぎていく
回り続ける天体の祈り
始まりの先の光は消えない






























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































